2017/06/30

2017年6月の雑記

  2017年6月の雑記。(→7月/5月

  06/24(Sat)
  ああ、ボクっ娘はいい……心が洗われるようだ……。


  【 一度だけ、もしかしたら墓標として 】
  オタク趣味に関わらない政治的問題についてはここでは言及しないが、今回一度だけ書いておこう。今年に入ってから、政治問題に関するweb上の言論は本当にひどくなった。これまでは慎重さと公正さを保っていた人々も、党派性ベースの思考にどんどん取り込まれていった。十分に優れた知性と公平性を持っている人々でも、政治に接近しつつその魔力に抵抗するのは至難なのだということを、あらためて痛感させられる。
  事あるごとにあまりにもカジュアルに敵対勢力の愚行をくさすようになっているし、そうした対象に対する下品な罵倒の言葉も躊躇わずに公言するようになった。「敵対党派のバカを見下し合う構図は良くない」という主張に接しても、もはや自戒には向かわず、「そうだね、そういう『敵のバカ叩き』ばかりやっているよね、あのバカたちは」とコメントしてしまう……まさに自分の言動がその一部であるという認識もできなくなっている。そして、個々の行為の当否を個別に省察することもなく、「相手もやっていることだからこちらもやり返せ」、「相手の同種の行動よりはマシ(ということを、どちら側も主張している)」といったことを平然と主張するようになっている。そして、政治屋の露骨な動員アジテーション発言をリツイートする。味方側と目される人物については、事実に反する発言だと判明した場合でも迂遠にお茶を濁したコメントで済ませる(その一方、そうでない者の同種発言については、有害なデマアカウントとして即座に侮蔑的コメントを出すのに)。当時私が交流したり投稿を拝見したりしていた中でもトップクラスに知的な人たちですら、そして左右どちらも――というか、与党寄りと野党寄りのどちらも――この有様だ。もちろん私自身も、実質的な問題について口を開けばどうなるか分からないが。
  当人(たち)に対して私がそうしたことを指摘しても、おそらくは、残念ながら、もう届かないだろう。彼等は自分自身はまっとうでいるつもりであり、上記のような振舞いを正当化するような理屈(ただしきわめて皮相的な、為にする便法的エクスキューズ)をも具備している。政治的立場や原理的価値前提を共有する者同士の間ですら相互の指摘が成立しないということは、要するに公正な議論の可能性が失われているということであり、そして、内部批判や内部的改良の余地が失われているということだ。そのような状況が何を帰結するかは、もはや言うまでもない。悲しく、そして悲惨な状況だ(――ただし、当然ながら、同じ社会にともに生きている他者のことを話の通じない相手と見做してしまうこの姿勢それ自体がすでにして、相手を公平な意見交換の対等な人格として扱わないという、独断的独善的な党派的主観性への引きこもりの道を歩いてしまうことになるのだが……事程左様に、フェアな言論姿勢を保つのは難しい)。
  (政治における)公正な議論というのは、党派的な優勝劣敗を目指すものではなく、自他の価値前提を開示しつつ全体としてより良い結果を得るために合意と調整を目指して行われるものであり、その公正性を維持するためには一連の手続的条件が守られねばならない。党派的対立を絶対の線引きとしたり、相手を人格的に攻撃したり、 議論の実質に踏み込まずに揚げ足取りをしたり、相手の提起した問に答えずに「じゃあお前の○○はどうなんだ」と別の問を投げかけたりすることは、すべてそうした公平な議論のための前提条件を致命的に破壊するものだ。……だが、そのような理知的で公平な議論がこの日本のweb言論において息を吹き返すことは(あるいは、まず生まれ出ることは)はたして可能なのだろうか。良き言論状況の生死に関しては、いささか悲観的にならざるを得ない。

  私自身も、たとえば趣味分野の事柄では、不当な仕方で特定のジャンルをバカにした人物のことを敵視したり(つまり「許さない」気持ちでいる)、あるいは明白に事実に反するコメントによって特定の作品を侮辱した発言をはっきりと非難したり、オタク創作物の明らかな無断改竄(コラージュ)をリツイートしたりするようになってしまった人々に対しては人格評価を引き下げたりしている。
  ただし一応は、「ある個人があらゆる問題について全て誤るということはほぼあり得ない」という前提から、できるかぎり問題毎に(あるいは個別発言毎に)内容を検討したうえで是々非々の対応をとるようには努めている。また、そもそもどこまでが公正さの範疇であり、どこからは許容され得ない偏頗の範疇であるかの判断は非常に難しいし、そもそも万人を説得できるような客観的な線引きは困難だろう。

2017/06/19

オタク文化遺産(の妄想)

  オタク界の「文化遺産」制度を妄想してみる。

2017/05/31

2017年5月の雑記

  2017年5月の雑記。(→6月4月

2017/05/23

『ToHeart』雑感

  『ToHeart』についての雑感。いかなる時代の中にあって、どの分野に何をもたらしたのか。

2017/05/12

目元表現の解釈

  薄目の話と、みつみ絵におけるまぶた表現の話。薄目の話題につき注意